鳥居くぐって右手に手水舎。真正面に2対の狛犬が堂々と鎮座しています。
この北野神社は、長い間、北野天満宮とも呼ばれていました。昔から「おびしゃ(御歩射・備射)」の神事が行われてきましたが、今日では行われていません。「おびしゃ」の神事は、関東地方東部で行われる春の農村行事で、弓で的を射て、その年の豊作を占うものですが、いつの頃からか、神と人との直会の宴の色合いが濃くなり、大正期には、日光の強飯式に似た行事に変わってしまったそうです。
この神事は、2月の初午の日と秋の例祭の2回行われ、当番と両隣の家が本膳を用意し、大人たちは、祝いのうたを歌い、子供たちは、豊作祈願の文を読むのが恒例となっていました。(北野神社にある、中野区教育委員会の説明文より)
境内末社として、本殿を挟んで右手に「市杵嶋神社」、左手に「稲荷神社」があります。
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