師走の風景
■師走とは?
なぜ12月のこを師走と言うのでしょうか。
諸説あるようですが、一番有力なのが、僧侶(師は、僧侶の意)が
仏事で走り回る忙しさからという平安時代からの説があるようです。
また、師走とは「としはつるつき」や「としはするつき」がなまったと
いう説(これは歳が果てる、年が終る月という意味)もあります。
JR中野駅周辺には、師走の風景が見られます。
まずは、中野といったら、「中野ブロードウエイ」。
入り口には、見事な門松が飾られていました。
「中野ブロードウエイ」を過ぎて、新井天神/北野神社に向かうと
鳥居の両側には、正月飾が施されていました。
新井天神・北野天神は、学問の神様である菅原道真をご祭神とする
北野天満宮が総本社ですので、受験生が合格を祈願する絵馬が奉
納されています。師走の風景は、一年前に奉納された合格祈願の
絵馬を、新年、新たに合格祈願をする人のために、絵馬を奉納でき
るよう、絵馬掛け所から絵馬を外す作業をしているところです。
合格した人の絵馬も、不合格だった人の絵馬も一緒に
神様の御加護に感謝と御礼の気持ちを込めてお焚き上げ
(寺院なら焼納依頼)として納められることでしょう。
そのまま真言宗豊山派梅照院/新井薬師に足を伸ばして
みると、師走らしい風景が飛び込んできました。
境内には、来年のカレンダーを売る露店や、正月飾りを売る露店
包丁・まな板やお餅を売っている露店が出ていました。
本堂もお正月の飾りつけが終わり、後は、除夜の鐘をつく人々を待つ
ばかりのようです。真言宗豊山派梅照院/新井薬師では、先着順
(24:00~26:00頃まで) で、108人目までは、お守り付きで500円、
で除夜の鐘をつくことができます。※108人目以降は、志納となります。
本堂の脇には、プレハブが建っていました。おそらく御札やお守りなど
授与品・ご祈祷品を授与する簡易販売所だと思います。
このように、ちょっと歩いてみただけで師走の風景が目に飛び込んで
きます。師走も歩きましょう!
師走とかけまして、「NHKのど自慢」とときます。
そのこころは、「最後に鐘(梵鐘)が響きます。」
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