知ってますか?神社とお寺の違い!その6
神社とお寺には、両方とも「守衛役」がいます。外敵からの侵入を防ぐために眼を光らせ、入り口の左右にいるのが普通です。口を開いた「阿形(あぎょう)」、結んだ「吽形(うんぎょう)」で一対となる点は共通しています。
神社の守衛役
神社の守衛役は「狛犬」です。鳥居から拝殿までに鎮座して魔物など
を追い払う役目を担っています。起源は、エジプトやインドなどに生
息していたライオンの像とされ、唐の時代に日本に伝わったとされて
います。神社によってその姿が異なるため、その異なる狛犬を見るた
めに神社を訪れる人もいるようです。なお、伊勢神宮や出雲大社など
成立の古い神社には、狛犬は存在しません。他の守衛役がいる神社と
しては、稲荷神社の「お狐様」、春日大社の「鹿」などがあります。
お寺の守衛役
お寺の守衛役は、「仁王像」です。仏敵の侵入を防ぐために、山門の
左右に一対で置かれています。実は、左右一対で置いているお寺は少
ないので、その筋骨隆々として逞しい姿は、大変目立ち、存在感抜群
です。正式には「金剛力士像」といいます。
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