知ってますか?神社とお寺の違い!その8
神社とお寺では、年間を通して様々な行事があります。違いは何処にあるのでしょうか。
神社の行事
神社の行事は、古来より稲作のサイクルに沿ったものが、数多く見られます。一番重視されているのは、五穀豊穣を祈る春祭りと収穫に感謝を捧げる秋祭です。春祭は、「祈年祭」や「御田植祭」などといわれ、秋祭は、「新嘗祭」などと称されます。神社にとって一番重要な祭を「例祭」正式には、「大祭式例祭」というと呼びます。一般的には、「例大祭」といわれています。例えば、奈良の橿原神宮の例祭は「紀元祭」、京都の石清水八幡宮の例祭は「石清水祭」といい、神奈川県の鶴岡八幡宮の例祭は「例大祭」で、東京浅草神社の例祭は、「三社祭」と一般的に称されています。日本最古の神社といわれる奈良の「大神神社(おおみわじんじゃ)」では、元旦に、全国年中行事のトップをきって「繞道祭(にょうどうさい)」といわれる壮大な火の祭典が催されます。御神火祭とも呼ばれ、元旦に古式作法により新しい火を起こすところから始まり。御神火を大松明に移し、摂社・末社を巡るところから繞道の名が生まれたといわれています。
このように、神社の行事は、神社により異なりますが、一年を通じて様々な祭事が、行われています。
お寺の行事
お寺の行事は、ブッダの生涯にちなんで4月8日に行われる「潅仏会(かんぶつえ)」、悟りを開いた12月8日に行われる「成道会(じょうどうえ)」、旧暦2月15日には、入滅を記念した「涅槃会(ねはんえ)」が行われます。他に「お彼岸」が春と秋の2回仏事として行われています。
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